仙山線の踏切で電車と衝突した車 線路脇の住宅敷地内に転落

18日昼すぎ、仙台市のJR仙山線の踏切で走行中の電車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車が線路脇の住宅の敷地に転落しました。
警察によりますと、軽乗用車のドライバーが軽いけがをしましたが、乗客や周辺の人たちにけがはありませんでした。

18日午後0時半ころ、JR仙山線の仙台市の愛子駅と陸前白沢駅間にある踏切で、「電車と車が衝突した」と近くに住む人から消防に通報がありました。
警察によりますと、踏切内の軽乗用車と山形方面に向かっていた電車が衝突し、軽乗用車が電車に引きずられたあと線路脇にある住宅の敷地内に転落したということです。
当時、電車内にはおよそ80人の乗客がいましたが、けがはなく、周辺の住民にもけがはなかったということです。
また、軽乗用車を運転していた60代の男性は衝突前に逃げたということで、軽いけがをしました。
現場の踏切には遮断機や警報機があり、これまでの調べで当時、遮断機は下りた状態だったということで警察が事故の原因を詳しく調べています。
事故の影響でJR仙山線は愛子駅と作並駅間の上下線でおよそ3時間にわたって運転を見合わせました。
事故の影響で軽乗用車が敷地に入り込んだ住宅の女性は「車が何回か回転して庭に入ってきた様子を見てぼう然としました。こんな経験をするとは想像もしていなかったため驚いています」と話していました。