支払いはどんぐりで!木の実で買い物体験 仙台

子どもたちが買い物で使うのは「1円」ではなく「1ぐり」。お金の代わりにどんぐりを使って買い物をできる催しが、仙台市の児童館で開かれています。

どんぐりや松ぼっくりを使って買い物をできるフリーマーケットは、仙台市太白区の八本松児童館で開かれています。
買い物の体験を通じて、お金の使い方や大切さを学んでもらおうと4年前から始まり、去年は800人あまりが参加しました。
買い物で使うのは「円」ではなく「ぐり」で、小さなどんぐりや松ぼっくりは1つで「1ぐり」ですが、大きかったり珍しかったりすると、なかには1つで「50ぐり」になるものもあります。
会場には、子どもたちや地域の大人が作るなどしたキーホルダーやしおり、それにコースターなどが並び、1人3つまでというルールで買い物をします。
子どもたちは、この日のために近くの公園などでせっせとどんぐりを集めていて、袋いっぱいに詰めて会場に来ると、なかには1000ぐりを払って革のかばんを買っていく男の子もいました。
小学2年の男の子は「いろいろな商品があって迷いました。3つまでしか買えないので、きょうはこれくらいにしますが、あしたもまた来ます」と話していました。
また、小学2年の別の男の子は「おじいちゃんとおばあちゃんからたくさんどんぐりをもらったので、よいものが買えました」と喜んでいました。
この催しは、18日まで開かれます。