楽天が秋季キャンプ打ち上げ

プロ野球・楽天は、15日、秋のキャンプを打ち上げ、今江敏晃監督は「充実したキャンプで98点です」と成果を強調しました。

楽天は、今江新監督のもとチームの底上げを目指して、今月1日から仙台市内で若手選手を中心にキャンプを行ってきました。
今回のキャンプは、効率を上げるために野手と投手で別々の施設を使い、15日は、野手の練習場になっている楽天モバイルパーク宮城では、午前10時に練習が始まりました。
練習は、打撃と守備、それに体作りの3つのグループに分かれて行われ、このうち、打撃のグループは、今シーズン一時、3番を打ち、自己最多の120試合に出場した5年目の小郷裕哉選手(27)や、8年目で同じく自己最多の98試合に出場した村林一輝選手(26)がロングティーなど、打撃に特化したメニューでバットを振り込んでいました。
また、盗塁王の小深田大翔選手は、内野で捕球の基礎練習を繰り返していたほか、体作りのグループは坂道ダッシュなどで体を追い込んでいました。
そして、練習の最後にグラウンドで円陣を組み、小深田選手が「来年優勝するためにがんばりましょう」と声をかけてキャンプを打ち上げました。
今江監督は「くすぶっている若い選手が力を出し切れるようにアドバイスした。意識も気持ちもいい方向に向かって取り組めた。充実したキャンプで98点です」と成果を強調していました。


【小郷選手「来年が大事」】
小郷裕哉選手は「若手もギラギラしていて、後押しされながら元気よく乗り切れた」と笑顔で話しました。
キャンプでは、バットを強く振る中でも正確にボールを捉えて遠くに飛ばすことを意識してきたということで「正確性では12球団でもトップクラスになれるように取り組んできた。目的どおりに、いいキャンプを送れた」と充実した表情でした。
そのうえで「個人的には、ことし少し結果が出て、来年がとても大事になる。今まで以上にいろんなことに挑戦して、新しい自分を見せられるよう頑張りたい」と来シーズンを見据えていました。