高校生が自転車安全利用呼びかけ 仙台

日没が早まるこの時期に、高校生の自転車の事故が特に増える傾向にあることから、15日朝、仙台市の高校では、登校してくる生徒たちにチラシを配ってヘルメットの着用などが呼びかけられました。

この呼びかけは、県警察本部が企画したもので、仙台市太白区の仙台三桜高校の生徒会のメンバーなど合わせて38人が参加しました。
全校生徒の半数にあたるおよそ400人が通学で自転車を利用しているということで、登校してくる生徒たちに、県内の高校生が考えたヘルメットの着用を呼びかけるメッセージが書かれたチラシや自転車に取り付ける反射材などが手渡されました。
呼びかけを行った生徒会長の日下慎之助さんは「ヘルメットは自分の身を守るうえで大切な物だと思うので、ぜひ着用してほしい」と話していました。
警察によりますと、県内ではことしに入って9月末までに、75人の高校生が自転車に乗車中の事故でけがをしたということです。
毎年、日没が早まる9月から12月ごろにかけては、高校生の自転車の事故が特に増える傾向にあるとして、警察は、早めにライトを点灯することや自転車に反射材を取り付けることなどを呼びかけています。