半導体新工場 従業員は “国内から約1000人採用へ”

新工場の運営会社の社長に就任する呉元雄氏が13日、NHKのインタビューに応じ、新たな工場の従業員として、日本国内からおよそ1000人を採用する考えを明らかにしました。

県などとの協定の締結式に出席するため、仙台市を訪れた呉氏は、式に先立って13日、NHKのインタビューに応じました。
この中で呉氏は「新工場で最終的に採用を予定している1200人のうち、台湾から来る経験者を除くと、1000人程度は現地で募集したい」と述べ、すべての生産体制が整う2029年までの間に、新たな工場の従業員として、日本国内からおよそ1000人を採用する考えを明らかにしました。
そのうえで「東北を中心に日本全国から、半導体業界で頑張っていこうという若い世代の優秀なエンジニアを集めたい。資金も技術も大事だが、人材がいなければ半導体工場はやっていけない。優秀な大学と一緒に連携して、次の最先端の技術を目指したい」と意気込みを語りました。
新たな工場では、ほかのメーカーからの委託を受けて、自動車や通信、カメラ向けとして「ウエハー」と呼ばれる半導体の基板を最終的にひと月あたり4万枚生産する計画です。
半導体が完成するには、さらに「後工程」と呼ばれる別の加工が必要になりますが、こちらは他のメーカーに担ってもらう計画です。
この「後工程」を担当するメーカーについて、呉氏は「新工場の近くに後工程のメーカーがあればありがたい。今まで付き合ってきた後工程のメーカーに『宮城に工場を作らないか』と声をかけた方が早いので、実際、今、日本と台湾の企業の両方に声をかけている」と述べ、将来の生産を見据えて、ほかのメーカーにも宮城への進出を呼びかけていることを明らかにしました。
最後に宮城の人へのメッセージとして「初めて宮城・仙台に来たとき、すごくきれいな街だと思った。こちらに半導体企業を立ち上げるには、皆さんの力を借してほしい。私たちも貢献できることをしていきたいし、人材の交流などをしながら日本と台湾の距離を縮めていきたい」と述べました。