指導で部下を蹴った陸上自衛隊陸曹長を停職処分

仙台市にある陸上自衛隊仙台駐屯地に勤務する50代の陸曹長が、指導する際、部下の隊員を蹴る暴行を加えたとして、停職1か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊仙台駐屯地で、燃料や装備などの物品を補給する業務を担う東北補給処に所属する52歳の陸曹長です。
仙台駐屯地によりますと、陸曹長は去年6月、駐屯地内にある事務室で部下の隊員を蹴る暴行を加えたということです。
指導の際の暴行で、部下にけがはなかったということですが、暴行を受けた日に部下が部隊に報告し、調査を進めていたということです。
仙台駐屯地によりますと、調査に対して陸曹長は暴行の理由について「部下の態度に腹を立てた」と説明しているということです。
陸上自衛隊の黒田耕太郎東北補給処長は「このような事案が起きたことは誠に残念であり、今後、隊員に対する指導や教育を徹底して再発防止に努めて参ります」とコメントしています。