仙台市 赤字削減で敬老乗車証の負担割合引き上げへ

仙台市は、交通事業の支出を減らすため、70歳以上の市民が市営バスや地下鉄を割安で利用できる「敬老乗車証」の制度を見直し、利用者の負担割合を引き上げる方針です。

仙台市は、70歳以上で希望する市民に対し「敬老乗車証」を交付していて、乗車証を利用すれば、年間12万円分まで、市営バスや地下鉄を10%の自己負担で利用できます。
ただ、高齢化によって今後も市の支出が増えると見込まれることから、市は制度を見直す方針です。
早ければ来年10月から自己負担の割合を25%まで引き上げるとしていて、必要な条例案を2月の市議会に提出するとしています。
実現すれば、平成24年以来の負担割合の引き上げとなり、これによって今後10年間で支出を最大でおよそ30億円削減できる見通しだということです。