県産米のことしの作柄 「やや良」の見通し

東北農政局は10日、先月25日時点の県内のコメの作柄を発表し、7月以降、天候に恵まれたことなどから、5段階のうち上から2番目にあたる「やや良」になる見通しです。

東北農政局の発表によりますと、先月25日時点の県内のコメの作柄は、平年を100とした作況指数で105となり、5段階のうち上から2番目にあたる「やや良」になる見通しです。
7月以降、おおむね天候に恵まれ、稲が順調に成長したとしています。
地域別では角田市や白石市などの南部、仙台市や岩沼市などの中部、登米市や大崎市などの北部がいずれも105、石巻市や気仙沼市などの東部が104で、ともに「やや良」と見込まれています。
合わせて発表されたことしの主食用のコメの予想収穫量は、去年より1万7700トン多い、32万3800トンを見込んでいます。
東北農政局の担当者は「記録的な高温の影響で県内のコメは1等米の比率は下がっているものの、収穫量への影響は少なかったため、作柄は平年以上になりそうだ」と話しています。