保育所で地産地消の共通献立 多賀城

多賀城市は、地元の食材を使って共通の献立を作り、市内の保育所で給食として提供する取り組みを始めました。

これは地元産の食材を地元で消費する「地産地消」の取り組みを進めようと、多賀城市内にある18の保育所などで今月から始めました。
メニューは、市内の栄養士会が地元で採れた野菜やお米、それに調味料などを使って考えたもので、それぞれの保育所がその献立に沿って給食を作り、子どもたちに提供します。
6日、地元産のニラを使った野菜の炒め物やねぎなど野菜が入ったスープ、それに、おやつとして多賀城で作られた古代米やみそを使った蒸しパンが提供され、子どもたちがおいしそうに食べていました。
6日は、多賀城市の深谷晃祐市長も保育所に視察に訪れて、子どもたちと一緒に給食を味わっていました。
深谷市長は「自分の住む地域でどういう食材が栽培されているのか子どもたちに伝えていくことは大切なので、こうした取り組みに力を入れていきたい」と話していました。
多賀城市では今後、農家と連携し、提供してもらう食材を増やして取り組みを続けたいとしています。