仙台で発見「スエコザサ」もノミネート 新語・流行語大賞

ことしの「新語・流行語大賞」の候補となる30のことばが発表されました。
このうち、NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった、植物学者の牧野富太郎が仙台市内で発見した「スエコザサ」もノミネートされています。

「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題となった出来事や発言、流行などの中からその年を代表することばを選ぶ賞で、2日、ことしの候補となる30のことばが発表されました。
このうち、NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった、植物学者の牧野富太郎が昭和のはじめに仙台市内で発見し、妻の名前にちなんで名付けた「スエコザサ」がノミネートされました。
長年、研究を支えてくれた妻の壽衛への感謝の思いを込めて、その名をつけたとされ、ドラマでも話題になりました。
ことしの傾向について選考委員会は「昨年に比べ明るい話題はありました。ロシアによるウクライナ侵攻に加えてパレスチナ問題、円安、物価高騰はさらに深刻化、暗い話題も多くみられました。誰もが差別されることなく明るい元気の出る言葉が生まれる時代になってほしいものだ」などとコメントしています。
「新語・流行語大賞」は、来月1日に年間大賞やトップテンが発表される予定です。

【ノミネートされた30のことば】(50音順)
「I’m wearing pants!」「憧れるのをやめましょう」「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「新しい戦前」「アレ」「頂き女子」「X」「エッフェル姉さん」「NGリスト/ジャニーズ問題」「オーバーツーリズム」「推しの子/アイドル」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「5類」「10円パン」「スエコザサ」「性加害」「生成AI」「地球沸騰化」「チャットGPT」「電動キックボード」「2024年問題/ライドシェア」「ひき肉です/ちょんまげ小僧」「藤井八冠」「ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー」「別班/VIVANT」「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」「Y2K」