猛暑で「訳あり」のねぎを格安販売「細くても味は変わらない」

夏の猛暑の影響で十分な成長ができなかった規格外のねぎを「訳ありねぎ」として格安で販売するイベントが、角田市で開かれました。

長ねぎの生産が盛んな角田市島田地区では、畑でねぎを袋に詰めて持ち帰ることができる「ねぎまつり」を毎年この時期に開いていましたが、ことしは夏の猛暑や雨不足の影響でねぎが通常の大きさまで成長せず十分な品質と量が確保できないとして、まつりを中止しました。
このため主催する生産組合が、まつりの代わりに規格外のねぎを袋に詰めて販売するイベント「訳ありねぎの販売会」を28日、地元の「道の駅かくだ」で開きました。
会場では袋に入った重さ3キロの長ねぎが割安で販売され、訪れた人たちが次々と買い求めていました。
角田市の70代の女性は「まつりの中止はさびしいけどしかたない。甘くておいしいですし細くても味は変わらないから、今夜は鍋にしてたくさん食べたい」と話していました。
イベントを主催した組合によりますと、この販売会は28日と29日に予定されていましたが、準備していたねぎが28日午前中にすべて販売されたということで、29日の販売会は中止するということです。