「人手不足 仕事に関心もって」路線バスの運転体験イベント

バス運転手の人手不足が深刻な問題となる中、村田町で路線バスの運転を体験するイベントが開かれました。

この体験イベントは、仙台市に本社があるバス会社「宮城交通」がバス運転手の仕事に関心を持ってもらおうと企画したもので、会場の村田町にあるこのグループの研修センターには、事前に応募があった20代から60代の8人が参加しました。
イベントでは、参加した人たちがコース内で実際の路線バスを運転し、アドバイスを受けながら、運転を体験していました。
バス運転手をめぐっては、来年から年間の労働時間の上限が引き下げられるなど、規制強化で労働環境の改善が期待されている一方、高齢化などによる人手不足は深刻で「2024年問題」とも言われています。
この会社でもグループ全体でバス運転手が80人程度不足しているということです。
参加した20代の男性は、「子どものころ、大型バスの運転手になるのが夢だったので参加しました。初めての運転で難しかったです」と話していました。
宮城交通の渋谷裕介総務部長は「運送業界全体が人手不足ではありますが、こうした体験会を通じて少しでも仲間を増やしていきたい」と話していました。