小学生が1人暮らし高齢者に弁当を宅配 白石

地域で1人暮らしをする高齢者の孤立を防ごうと、地元の小学生たちがメッセージカードを添えた弁当を届けて交流する取り組みが白石市で行われました。

白石市小原地区では1人暮らしをする高齢者の見守り活動の一環として、社会福祉協議会と地元の小学生たちが、毎年この時期にメッセージカードを添えた弁当を届ける取り組みを行っています。
取り組みには小原小学校の全校児童11人が参加し、26日は、代表して4年生の児童2人が地域の高齢者の自宅を訪問し、1人1人にあいさつしてメッセージカードと弁当を手渡しました。
カードには「いつまでも元気で長生きしてください」や「寒くなってきたので健康に気をつけてください」などというメッセージが書かれていて、高齢者たちはうれしそうな表情を浮かべて受け取っていました。
ことしは小原地区で1人暮らしをする75歳以上の高齢者あわせて30人に届けられたということです。
受け取った95歳の女性は「子どもが少ない所なので、久しぶりに元気な声が聞けてよかったです。手書きの手紙もとてもうれしかったです」と話していました。
小学4年生の女の子は「いつもお世話になっている地域のお年寄りなので、みんないつまでも元気で長生きしてほしいです」と話していました。