クマ捕獲・調査の自治体費用 補助へ 環境省が緊急支援の方針

東北地方を中心にクマによる被害が相次いでいることを受け、環境省は、自治体がクマの捕獲などにかかる費用を補助する緊急支援を実施する方針を示しました。

クマによる被害の報告が東北地方を中心に相次いでいることを受け、伊藤環境大臣は24日の閣議後の会見で、自治体がクマの捕獲や調査を実施する際にかかる費用を補助するなどの緊急支援を実施する方針を示しました。
環境省のまとめによりますと、9月にクマの被害にあった人は全国で38人で、9月の被害人数としては過去最悪となりました。
環境省はクマが冬眠する12月まで被害が続くおそれがあるとして、農林水産省や警察庁など関係する省庁による緊急の連絡会議も近く開催し、クマ被害への対策を強化することにしています。
伊藤大臣は「市街地でのクマの出没が多くなっている。森林などクマの生息地域の対応とは異なるため、効果的な対策を行っていきたい」と話しています。