「企業版ふるさと納税」を活用 生保社員が県に採用

「企業版ふるさと納税」を活用して大手生命保険会社の社員が宮城県に採用され、2日、県庁で辞令交付式が行われました。

「企業版ふるさと納税」は、企業が県の特定の事業に寄付し人材を県に派遣すると、法人税などが軽減される制度です。
今回、この制度を活用し採用されたのは、大手生命保険会社「第一生命保険」の仙台支社で営業や内勤のチーフとして働いていた高橋朋子さんです。
2日、県庁で辞令交付式が開かれ、村井知事が「慣れない仕事で大変だと思いますが、期待しています」と述べ、辞令を交付しました。
県によりますと、高橋さんはおよそ2年間の任期で子育て社会推進課に配属され、こども食堂の運営支援業務に取り組むということです。
高橋さんは「この機会を通じて県の仕事を体験できるのはすごくありがたいことであり、学んだことや知識を会社に持ち帰って貢献したい。今までの仕事で人とのコミュニケーションを大事に仕事してきたので、これからの仕事にも活かしていきたい」と話していました。