災害時対応のトイレ 最新製品を展示 東松島

災害時の避難生活に欠かせないトイレの重要性について考えてもらおうと、仮設トイレなどの最新の製品を集めた催しが東松島市で開かれました。

これはNPO法人「日本トイレ研究所」が東松島市と共同で企画しました。
会場には、災害時に避難所などで利用できる仮設トイレや簡易トイレ、それに携帯トイレなどを製造・開発する企業の最新の製品が展示され、担当者が特徴や使い方を紹介していました。
このうち、マンホールのフタを外して利用できる「マンホールトイレ」は、女性や子どもでも安心して利用できるようパネルで覆われて鍵がかけられるタイプや、風に飛ばされないよう対策されたテント式があります。
また、仮設トイレには夜間でも安心して使えるようライトが自動で点灯したり、手をかざすと音が流れる機能も備わっていたりするタイプもあります。
東日本大震災では、避難所のトイレが安心して使えずトイレを我慢して体調を崩す人もいたということで、衛生的で誰もが使いやすい仮設トイレの充実が課題だとしています。
日本トイレ研究所の加藤篤代表理事は「水分の補給を控えると最悪の場合、関連死につながることもあるので、当時、避難所生活を経験した人から仮設トイレの改善につながる声を集めていきたい」と話していました。