高校生が考えた防災活動 住民などが体験 女川町で防災訓練

高校生たちが考えた防災活動を住民などに体験してもらう防災訓練が、女川町にある支援学校で行われました。

この訓練は、女川町の県立支援学校女川高等学園が21日に開いたもので、生徒60人と地域住民など36人が参加しました。
訓練で、参加した人たちは生徒らで考えた防災活動を体験しました。
このうち、防災リュックの中身を考える活動では「高齢者」と「乳児のいる家庭」で必要なものについて議論し、避難した際に必要な「紙おむつ」や「タオル」などと書かれた紙を選んでいました。
生徒は、人によって必要なものや優先順位が異なるので事前に備えておくことが大切だと呼びかけていました。
また、浸水した場所を歩く体験では、水に見立てた大量の空のペットボトルを敷き詰めた場所を歩いてもらい、その危険性を実感していました。
参加した70代の住民は「高校生なりの工夫を感じました。工夫しあって防災に取り組んでいきたい」と話していました。
防災リュックづくりの活動を担当した女子生徒は「参加した人が考えながら意見を言ってくれて安心しました。より防災に詳しくなれたらいいなと思います」と話していました。