冬の渡り鳥「マガン」 伊豆沼周辺に飛来

宮城県北部の伊豆沼近くにある、登米市の田んぼで21日、冬の渡り鳥、マガンが飛来しているのが確認されました。

マガンは、毎年、栗原市と登米市にまたがる伊豆沼やその周辺に飛来しています。
21日は、午前9時40分ころ、伊豆沼に近い登米市迫町の南側の田んぼで、野鳥の保護活動などを進める宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員が50羽のマガンの群れを確認しました。
マガンは、稲刈りが終わった田んぼで、もみの付いた米を食べていたということです。
財団によりますと、今シーズン、県内でマガンが確認されたのはこれが初めてで、去年より4日遅く、例年と比べても1日遅いということです。
宮城県は全国でも有数のマガンの飛来地と言われていて、これから数が増えてゆき、マガンは、来年2月ころまで、伊豆沼周辺で冬を越すということです。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎・研究室長は「今年は猛暑の影響もあり、少し飛来が遅れたかも知れないが順調に飛来して冬を越してもらいたい」と話していました。