“ロト6当選番号教える”と詐欺 1700万円余の被害

登米市の60代の女性が、「ロト6の当選番号を教える」などといったうそのサイトに接続し、およそ800回にわたって1700万円余りの電子マネーをだまし取られ警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、去年9月、登米市の農家の60代の女性の携帯電話に『メール占い』を名乗るサイトから「高額当選を成し遂げてください。終了の時間が迫っています」などというメールが届きました。
女性が記載されていたサイトにアクセスすると、「ロト6の当選番号を教えます」などと電子マネーの購入を求められ、信じた女性はコンビニで2000円分の電子マネーのカードを購入し、番号をサイト内で入力してしまいました。
さらに別のサイトからも「80億円の配当金が手に入る」などというメールが届いていて、ことし5月までの8か月の間におよそ800回にわたってあわせて1700万円余りの電子マネーを購入してしまったということです。
女性は1日に複数回電子マネーを購入することもあり、外出の機会が増えたことを不審に思った家族によってだまされたことに気づきました。
国民生活センターのホームページによりますと、宝くじなどの当選番号が事前に分かることはなく、「当選番号を教える」という手口は詐欺だとしています。
警察は、今回のように「高額のお金が手に入る」など簡単にお金が手に入るもうけ話は詐欺の可能性が高いとして注意するよう呼びかけています。