利府町で電動キックボード実証実験 スムーズ移動で誘客に期待

観光地へのスムーズな移動につなげようと、利府町は13日から民間企業と連携し、電動キックボードの実証実験を始めました。

この実証実験は、利府町が民間企業と連携して行うもので、実証実験で使われる電動キックボードは専用のアプリをダウンロードし、利用するごとに料金を支払う仕組みです。
実証実験は、JR陸前浜田駅近くのホテルと葉山団地の2か所に合わせて10台が置かれていて、午前6時から午後10時まであらかじめ町内の決められた範囲で利用出来て、ヘルメットの貸し出しもしているということです。
電動キックボードはことし7月から最高速度や車体の大きさなど一定の基準を満たしたものを対象に、16歳以上は運転免許なしで利用できるようになり、利府町では、キックボードを使うことで町内の観光地にスムーズに移動出来る交通手段として観光客の誘致につながることに期待しています。
利府町商工観光課の門田唯志課長は「電動キックボードでまだ見慣れない乗り物だが安全対策の講習会などを通して認知度と利用度を高めて、観光の目玉にしていきたい」と話していました。
この実証実験は11月30日まで行われ、利府町は安全面などを確認した上で本格的な導入に向けて検討することにしています。