水産加工の現場を地元中学生が見学 石巻で特別授業

水産物の魅力を若い世代に知ってもらおうと、水産加工の現場を地元の中学生に見学してもらう授業が石巻市で行われました。

この授業は、石巻魚市場買受人協同組合青年部が講師を務めて行ったもので、メンバーの1人の水産加工場を市立湊中学校の1年生の生徒15人が見学しました。
生徒たちはまず、サメのフライが製造される現場で食品の中に金属が含まれていないことを確認する装置などを見学し、安全管理について学びました。
このあと、サバをさばく工程では、作業の様子を動画で撮るなどして記録していました。
また、できあがった製品や原料を保管している冷凍保管庫の中に入り、マイナス30度の寒さを体感していました。
見学した生徒は「ふだん食べている魚をさばいている様子などを見ることができて楽しかったです」と話していました。
工場の案内を行った平塚一義工場長は「水産のまち石巻で商品を作って、全国や世界に魚を売っている、安心安全で商品を届けているということを知ってもらえればと思いました。食い入るように製造現場を見ていたので興味があるのだなと思い、うれしかったです」と話していました。
生徒たちは12日学んだことについて、来月行われる学校の文化祭で発表する予定だということです。