新型コロナ感染者数8月から急増 県“感染対策の徹底を”

県内では、先月から新型コロナウイルスに感染した人の数が急激に増えていて、県は感染対策を徹底するよう呼びかけを強めています。

県内の新型コロナウイルスの感染状況は今月3日までの1週間で1医療機関あたりの感染者数が平均で32.54人となっています。
先月から急激に増え、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことし5月上旬と比べるとおよそ10倍になっていて、全国的にみても1医療機関あたりの平均は岩手県に次いで多くなっています。
村井知事は11日の記者会見で「入院病床はかなり逼迫した状況となっている。緊急搬送困難事案も非常に増えていて、これ以上感染拡大が続くと医療崩壊を引き起こすことも懸念される」と述べ危機感を示しました。
県によりますと、11日時点で当日に患者を受け入れられる病床の使用率は75.2%まで高まっているということです。
県は、手洗いやうがいといった基本的な感染対策の徹底に加え、医療機関や混雑した公共交通機関のマスクの着用が効果的だとしていて、感染拡大を防ぐため呼びかけを強めています。