手作りのわらじで街道歩く 450人余が参加 七ヶ宿町

江戸時代に商人や旅人が行き交った街道を手作りのわらじを履いて歩く催しが七ヶ宿町で開かれました。

この催しは、七ヶ宿町の歴史や豊かな自然を知ってもらおうと、町や地元の観光協会などが毎年この時期に開いています。
27日は、県内外から450人あまりが参加し、地元のお年寄りが編み上げた手作りのわらじを履いて七ヶ宿スキー場から町役場まで、およそ11キロのコースを歩きました。
かつて、七ヶ宿町と山形県を結んでいたこの街道は、江戸時代、大名の参勤交代にも使われ多くの商人や旅人が行き交ったとされています。
参加した人たちは白い花が一面に咲くそば畑を眺めたり、コース上に設けられた臨時の関所で休憩したりするなど当時の旅人気分を味わいながらゆっくりと歩いてゴールを目指していました。
参加した七ヶ宿町の小学6年生の男の子は「わらじは靴と違ってすぐに足が痛くなるので歩くのがとても大変でした。昔の人は我慢強くてすごいと思いました」と話していました。