東北初 県の新複合施設に「四面舞台」導入へ

宮城県が2028年度じゅうに仙台市にオープンさせる新たな複合施設には、東北地方で初めて、4つの舞台を入れ替えて利用できる「四面舞台」が導入されることになりました。

宮城県は、仙台市にある宮城県民会館とみやぎNPOプラザを新たな複合施設に集約し、2028年度じゅうにオープンさせる計画です。
仙台市宮城野区の仙台医療センター跡地、5万3000平方メートルあまりの敷地に地上5階、地下1階の施設を建設します。
施設には、大ホールやスタジオシアター、それにNPO団体が活動するスペースなどが設けられ、大ホールは1階から4階にわたっておよそ2200席あります。
東北地方では初めて、4つの舞台を入れ替えて利用できる「四面舞台」が導入され、オペラやバレエ、それにミュージカルなど幅広い演目に対応できるということです。
県は、27日仙台市で県民説明会を開き、こうした内容を盛り込んだ基本設計を説明することにしています。
一方、仙台市も、青葉区に2000席規模の大ホールを備えた複合施設を建設する予定で、2つの施設をどのように両立させるかが将来の課題になりそうです。