仏具など燃やし先祖を供養 仙台の寺で「ぼんと祭」

お盆の終わりにお供え物や古くなった仏具などを燃やして先祖の霊を供養する「ぼんと祭」が16日、仙台市の寺で行われました。

仙台市青葉区八幡の龍宝寺では、毎年お盆の終わりの8月16日に先祖の霊を供養する「ぼんと祭」を行っています。
境内にはそとばやお盆のお供え物などが積み上げられたいまつで火がつけられました。
住職がお経を読むなか、集まった人たちは燃え上がる炎を前に順番に焼香をして手を合わせ、先祖の霊を供養していました。
16日は風が強く、ホースで水をまいたり火が燃え広がらないようそとばなどの数を調整したりしていました。
40代の女性は「8年前に母親が、2年前に父親が亡くなったので供養にきました。先祖様がいていまの自分がいるので改めて感謝を伝えました」と話していました。
また、80代の男性は「先祖を大切に思う気持ちはみんな同じだと思います。静かにお送りする厳かな行事で地域の大切なことだと思います」と話していました。