お盆に合わせ伊達政宗の木像を公開 仙台の瑞鳳殿で

仙台藩の初代藩主、伊達政宗をまつった仙台市の瑞鳳殿では、お盆の時期にあわせて本殿に安置されている正宗の木像が公開されました。

仙台市青葉区にある瑞鳳殿は、およそ380年前に仙台藩の初代藩主、伊達政宗の霊びょうとして建てられ、戦災で焼失後、昭和54年に現在の建物が再建されました。
瑞鳳殿では、毎年、「仙台七夕まつり」とお盆の15日にふだんはみることのできない政宗の木像が安置されている本殿のご開帳を行っています。
15日も午前中から一般公開されると、観光客らが次々と訪れ、木像に向かって手を合わせたり写真を撮ったりしていました。
瑞鳳殿によりますと、政宗の木像は高さ1メートル、幅1メートル45センチで、劣化が確認されたことから昨年度、初めて修復されたということです。
兵庫県から家族で訪れたという13歳の女子中学生は、「伊達政宗が大好きで仙台に旅行に来ました。意外な顔だちにことばが出ないですが、すごいと思いました」と話していました。
また、台湾から訪れたという50代の女性は、「4年前に瑞鳳殿には来ましたが、開帳の時に来たのは初めてです。偶然にも木像がみれてとても幸運でした」と話していました。