高校生が料理で競う 「うまいもん甲子園」の地方予選

高校生が地元の食材を使ったご当地料理の出来栄えを競う全国大会の地方予選が、宮城県利府町で行われました。

「ご当地!絶品うまいもん甲子園」と題したこの大会は、高校生に地元の食材の良さを知ってもらおうと実施されているもので、8日利府町で、北海道と東北地方の予選が行われました。
予選には、大会に応募した17校50チームの中から書類審査を通過した5チームが出場し、県内からは、過去に優勝経験のある宮城県農業高校が参加しました。
農業高校の生徒たちは、生徒の地元の村田町のベニバナで炊いたごはんに、学校がある名取市の食用の赤いカーネーションやりぼん型にした油揚げを飾りつけした「想いなり」という料理で勝負しました。
会場では、4人の審査員が味や独自性を評価する試食審査と、応募動機や販売戦略を評価するプレゼンテーションの審査を行いました。
その結果、特産品の棒だらを使った「津軽☆めっ鱈キッシュ」という料理で、青森県立弘前実業高校が優勝し、11月に東京で開かれる全国大会への出場を決めました。
優勝した青森県立弘前実業高校の女子生徒は、「棒だらを全国の人に知ってもらいたいです」と話していました。
参加した宮城県農業高校の女子生徒は、「地元名取の人たち、関わった全ての人たちの思いを料理に込めました。悔しい結果になりましたが楽しかったです」と話していました。