新型コロナ増加で仙台市長“お盆期間中は感染対策を”

新型コロナウイルスの感染者数が仙台市内でも増加傾向にある中、郡市長は、お盆期間中は、遠方の家族などと会う機会も増えるとして改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。

新型コロナウイルスの感染状況について、市内では、7月30日までの1週間で1医療機関あたりの感染者数が平均で14.57人となり、市が週ごとに統計を取り始めたことし5月以降、5週連続で過去最多となっています。
8日の定例会見で、仙台市の郡市長は、「お盆の期間は、遠方の家族や友人と会うことも多いと思う。旅行や帰省の際には基本的な感染対策をお願いしたい」と呼びかけました。
市によりますと、8月14日から16日の3日間に日中と夜間に受診できる医療機関は、「仙台市急患センター」と「仙台市夜間休日こども急病診療所」があるということですが、お盆の期間中は受診できる医療機関が少なくなるということです。
このため、市は、抗原検査キットや解熱剤などをあらかじめ準備することを呼びかけています。
一方、福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出する計画について、政府が8月下旬から9月前半の間で具体的な放出開始時期の詰めの検討を行う見通しであることにも言及しました。
この中で、郡市長は、「漁業者の方々の納得は十分得られていないと認識している。風評被害の影響が出ないように国としても、丁寧な説明を尽くしていただきたい」と述べました。