東北大が研究プラットフォーム立ち上げ  多様な人材参加

東北大学は、様々な社会課題を解決するため海外の研究者や産業界とも連携して最先端の研究を行う場となるプラットフォームを立ち上げたと発表しました。

それによりますと、東北大学は、人文・社会科学と自然科学を融合した最先端の研究を行う場として、「SOKAP」と名付けた、新たなプラットフォームを作り、大学の研究開発を提供します。
多様な人材が参加できるということで、海外の研究者や産業界、地域とも連携して、エネルギーや食料問題、気候変動など様々な社会課題の解決を目指します。
すでに、資源の有効利用の例として、大学と農家や企業が連携し、米油の製造過程で廃棄される油から化粧品やバイオ燃料などの原料を取り出す研究が、先行して進められているということです。
東北大学の小谷元子副学長は記者会見で、「大学で閉じたものではなく、多様なステークホルダーが関わり、いい形で社会を変えるようなことをこのプラットフォームを通じてやっていきたい」と話していました。