岩沼の小学校 校庭で訓練中に児童8人が体調不良 熱中症か

29日午前、岩沼市の小学校の校庭で、熱中症などを想定した訓練を行っていたところ、参加していた児童8人が体調不良を訴え、このうち1人が病院に搬送されましたが、いずれも症状は回復しました。
消防などによりますと、いずれも熱中症とみられるということです。

29日午前10時半過ぎ、岩沼市の玉浦小学校の校庭で、学校や消防などが熱中症や異臭などで多くの児童が体調不良を訴えたという想定で通報や応急救護などの対応を確認する訓練を行っていたところ、参加していた5年生の児童17人のうち、3人が実際に体調不良を訴え、このうち1人が病院に運ばれました。
学校によりますと、すぐに訓練は中止され、参加したほかの児童たちは室内に移動し、消防隊員が体調を確認したところ、さらに別の5人が頭痛などを訴えたということです。
いずれも熱中症とみられ、搬送された児童は病院で手当てを受けて回復し、ほかの7人の児童も保健室で休んで回復したということです。
29日の宮城県内は、各地で気温が30度を超え、厳しい暑さになると予想されていたことから学校では熱中症対策のため、参加する児童たちにはこまめに水分補給するよう呼びかけていたということです。