全国高校野球宮城大会 初戦の相手決まる 7月7日開幕

来月7日に開幕する全国高校野球宮城大会の組み合わせ抽せんが名取市で行われ、参加する66校・62チームの初戦の相手が決まりました。

組み合わせ抽せんでは、複数の学校でチームを作る連合チーム2つを含めた62チームのキャプテンがくじを引き、初戦の相手が決まりました。
去年夏の全国高校野球で東北勢初の優勝を果たし、連覇を目指す仙台育英高校は、春の県大会で優勝したため第1シードとなり、日程が順調に進めば来月14日に大崎中央高校と名取北高校の勝者と対戦します。
仙台育英のキャプテンの山田脩也選手は「注目されるのはずっとわかっていたことなのでプレッシャーに負けずに、まずは全員で甲子園に優勝旗を返しに行くことを目標にして『一戦必勝』で目の前の相手としっかり戦っていきたいです」と意気込んでいました。
春の県大会で準優勝し第2シードに入った仙台商業は、来月14日に築館高校と仙台城南高校の勝者と顔を合わせ、春のセンバツ高校野球に東北代表として出場した東北高校は、来月8日に小牛田農林高校と対戦します。
選手宣誓は柴田高校キャプテンの伊藤奏選手が務めます。
全国高校野球宮城大会は来月7日に石巻市民球場で開幕し、22日に準決勝、23日に決勝が楽天モバイルパーク宮城で行われます。
ことしの大会では、新型コロナの影響で禁止されていた声を出しての応援が解禁されるほか、応援団の入場制限もなくなり、4年ぶりに夏の甲子園を目指す球児たちを包む熱気が帰ってきます。

【仙台商業 菅野主将「120%の力ぶつけたい」】
仙台商業のキャプテンの菅野琉心選手は「春の結果は、春の結果です。チームの状態は春からレベルアップしていると思うので、自分たちの120%の力をぶつけたいです。相手は自分たちより力があるチームが多いので、自分たちの足元を見つめながらしっかり『一戦必勝』でがんばります」と意気込んでいました。

【東北 佐藤主将「自分たちらしい野球を」】
東北のキャプテンの佐藤響選手は「春のセンバツの敗戦、そして春の県大会の敗戦でとても悔しい思いをしながら今まで準備してきて、みんなのやる気にもなっていますし、技術的にも成長しています。自分たちの最後の夏の大会でしっかり出し切れたら過去の大会はいい大会だったと言えると思うので、優勝できるよう目の前の試合を一戦一戦、自分たちらしい野球で頑張っていきたいです」と意気込んでいました。

【柴田 伊藤主将「すべての思い背負い宣誓」】
選手宣誓は、希望したキャプテンからくじ引きで選ばれ、柴田の伊藤奏選手に決まりました。
伊藤選手は「まさか選ばれると思っていなかったのですごくびっくりしています。宮城県の高校の代表として、この夏のすべての思いを背負って宣誓したいです。親に聞いてほしいです」と話していました。