仙台で救急車と乗用車が衝突 乗用車の女性が軽傷

16日午後、仙台市中心部の繁華街・国分町で現場に向かっていた救急車と乗用車が出会い頭に衝突し、消防によりますと、乗用車に乗っていた20代の女性が軽いけがをしたということです。

16日午後1時20分ごろ、仙台市青葉区国分町の交差点で北に向かっていた救急車と東に向かっていた乗用車が出会い頭に衝突しました。
消防によりますと、この事故で、乗用車を運転していた20代の女性が右手に軽いけがをして病院で手当てを受けました。
乗用車に乗っていたもう1人と救急車に乗っていた救急隊員3人にけがはありませんでした。
消防によりますと、救急車は「国分町2丁目で男性が路上で倒れている」という通報を受けてサイレンを鳴らしながら向かう途中だったということで、事故のあと、通報があった現場には別の救急車が向かい、路上に倒れていた50代の男性を病院に搬送しましたが、軽いけがで命に別状はないということです。
事故の現場は信号機がある交差点で、警察によりますと乗用車側の信号が青だったということで、警察が事故の状況を詳しく調べています。

【目撃者の証言】
事故を目撃した60代の女性によりますと、救急車は事故が発生した交差点で右折しようとしていたということです。
女性によりますと、事故当時、救急車はゆっくり右折しているところで、周囲のほかの車は救急車に気付き、交差点の周辺では停止していたということです。
そこに乗用車が広瀬通を直進して交差点に進入し、救急車と衝突したということで「ドスン」という鈍い音がしたといいます。
事故のあとには、救急車と乗用車からは乗っていた人たちが自力で外に出てきたということです。
女性は「事故の場所がずれていたら自分が巻き込まれたかもしれないと思うと怖いです。人通りの多い場所なので通行人が巻き込まれなくてよかった」と話していました。