“ヘルパンギーナ”急増 感染対策徹底を

夏かぜの1つで、幼い子どもがかかりやすい「ヘルパンギーナ」の患者数が県内で急増し、国の警報基準を超えたことから、県はせっけんで手洗いをすることなど感染対策を徹底するよう呼びかけています。

「ヘルパンギーナ」は、幼い子どもがかかりやすく、夏に患者が増えるウイルス性の感染症で、38度を超える発熱や口の中に水ぶくれができてのどが痛むのが特徴です。
県によりますと、今月11日までの1週間に報告された「ヘルパンギーナ」の患者数は183人で1医療機関あたりの患者数は3.33人となり、前の週を2.11人上回りました。
このうち、大崎保健所管内では13.17人となり、国の警報基準である6人を上回りました。
県内で「ヘルパンギーナ」の患者数が警報基準を超えたのは4年前の令和元年8月以来ぶりです。
このほかの地域では仙台市が3.74人、石巻が0.33人、仙南が0.25人となっています。
県は「感染の拡大が早く、今後さらに流行が拡大する恐れがある」としていて、せっけんを使った手洗いや、家族が感染した場合はタオルの共用を避けること、それに、せきやくしゃみが出るときはマスクを着用するなど、感染対策を徹底するよう呼びかけています。