小学生がボッチャを体験 ”障害ある人へ理解を” 仙台

子どもたちに障害のある人たちへの理解を深めてもらおうと、5日、仙台市の小学校ではパラリンピック4大会で出場した車いすマラソンの副島正純選手とともにパラスポーツの球技、「ボッチャ」を体験するイベントが開かれました。

このイベントは仙台市が企画したもので、5日、仙台市若林区の荒町小学校の体育館には小学4年生およそ80人が集まりました。
イベントには4大会連続でパラリンピックへ出場した車いすマラソンの副島正純選手が参加し、まずマラソンの際に使用する車いすの仕組みなどを説明しました。
このあと副島さんと子どもたちは、脳性まひなど、重い障害がある人のために考案された競技「ボッチャ」を体験しました。
「ボッチャ」はチームごとに赤と青のボールを投げ合い、白い的球にどれだけ多く近づけるかを競うもので、子どもたちは投げた球が狙った方向を外れたり転がりすぎてしまったりして苦戦している様子でしたが、徐々にコツをつかみながら楽しんでいました。
参加した小学4年生の女の子は「目標の球に向かってまっすぐボールを投げるのが難しかったです」と話していました。
イベントの後、副島正純選手は「好きなことをやり続ると世界は変わるということが子どもたちに伝わってほしいと思いました。ボッチャは初めてやりましたが子どもたちがすごく盛り上がっていて楽しかったです」と話していました。