食品値上がりで困る学生を支援 大学でおにぎりを配付

食料品の値上がりが続くなか、仙台市の大学で、暮らしに困っている学生を支援しようと宮城県産のコメで作ったおにぎりが配られました。

仙台市太白区にある東北工業大学のキャンパスでは、JA全農みやぎの代表が渡邉浩文学長に宮城県産のコメで作ったおにぎり3300個分の目録を手渡しました。
このあとさっそく、600個のおにぎりが大学のラウンジで配られ、授業の合間に訪れた学生たちが次々に受け取っていました。
受け取った学生は「買い物に行くとものの値段が上がっていて『財布が厳しいな』と思うことが多いです。けさは忙しくて朝食を食べなかったのでおにぎりをいただきます」と話していました。
おにぎりを贈ったJA全農みやぎの阿部茂副本部長は「大変な環境のなか、学生たちがきちんと食事をとれているか心配しています。新型コロナの影響で3年間活動がしにくかったと思いますが、おにぎりを食べて、これからはサークルに勉強に楽しんでほしいと思います」と話していました。
この大学では、今後も来年1月にかけて定期的におにぎりを配る予定だということです。