東北道死傷事故1週間 停車原因や追突の経緯調べ

栗原市の東北自動車道で停車していたバスに大型トラックが追突し、4人が死傷した事故から23日で1週間です。
警察は、高速道路でバスが停車した原因や大型トラックが追突した経緯を詳しく調べています。

この事故は今月16日の午後8時すぎ、栗原市の東北自動車道の下り線で停車していたバスに大型トラックが追突したものです。
この事故でバスの乗客でいずれもネパール人の留学生のタマン・ナワラジさん(21)とタパ・ユバラジさん(27)の2人とバスを運転していた佐藤恵美さん(56)のあわせて3人が死亡しました。
バスはエンジントラブルで走行車線にはみ出した状態で停車し、乗客の外国人留学生40人全員が車外に出ていて事故が起きたとき、死亡した留学生2人はバスの後部に回り込んで運転手の点検作業を手伝っていたということです。
これまでの調べで現場の路面には、大型トラックがブレーキをかけた跡が見つかっておらず、強い衝撃で追突したものとみられています。
また現場は、見通しの良いゆるやかな右カーブで、当時、暗かったということですがバスが停車した際、ハザードランプがついていたことが目撃されていて、大型トラックがバスに気づくのに遅れて追突した疑いがあるとみられています。
警察は、入院している大型トラックの30歳の運転手の回復を待って事情を聞くなどして詳しい状況を調べることにしています。