仙台市地下鉄南北線 来年秋ごろから新型車両導入へ

仙台市交通局は、市地下鉄の南北線の車両で老朽化が進んできたことから、来年秋ごろから順次、新型車両と交代させることになりました。

仙台市地下鉄は、昭和62年に南北線が開業した際、白地で、車体中央に黄緑と緑のラインが入った「1000系」を導入しその後、改修を経て「1000N系」として21編成を利用しています。
ただ、アルミ製の車体の耐用年数がおよそ40年で、老朽化が進んできたため、来年秋ごろから順次、新たな「3000系」と交代させることになりました。
「3000系」は、今と同じ1編成4両で運行し、アルミ製で塗装をしない銀色の車体となり、黄緑と緑のラインが屋根の近くに入ります。
仙台市交通局によりますと、安全性を高めるため、それぞれの車両に防犯カメラを設置するということです。
また、▽ベビーカーや車いすでも乗り降りしやすいよう、ホームとの段差を小さくするほか、▽冷房を強化して快適性も高めるということです。
市交通局は、終電後の走行試験を経て、来年2月ごろからは日中に走行試験を始めることにしていて、時間帯によっては「1000N系」と「3000系」の両方を見ることができそうです。
新しい「3000系」は令和12年度にかけてあわせて22編成の導入が予定されていて、市交通局は「利用者の期待に添えるように準備していく」としています。