「ナノテラス」看板の除幕式 東北大学

仙台市青葉区の東北大学のキャンパス内に整備が進められている最先端の研究施設、「NanoTerasu」で看板が設置され、11日、除幕式が行われました。

「NanoTerasu」は非常に明るい光を発生させ、ナノメートル=100万分の1ミリというレベルで物質を分析することができる最先端の研究施設で、来年度の運用開始を目指しています。
施設の正面に看板が設置され、11日、関係者およそ50人が参加して看板の除幕式が開かれました。
幕が取り除かれてローマ字で「NanoTerasu」と記された、縦およそ50センチ、横およそ2メートルの看板がお披露目されると、会場では拍手が起きていました。
看板には、公募で選ばれた施設の形状でもある円形をイメージしたロゴマークも描かれています。
このあと、関係者が施設内を見学し、担当者が強い光を作り出す仕組みなどを説明していました。
量子科学技術研究開発機構次世代放射光施設整備開発センターの内海渉センター長は「除幕式が終わり、施設の整備も順調に進んでいます。公表したロゴとともに、『NanoTerasu』の愛称が多くの人に広まっていくことを期待したい」と話していました。