給食センターの水道水にさび混入 給食の提供停止 石巻

石巻市にある給食センターの水道水にさびが混入し、新学期から、一部の地域で給食が提供できなくなっていることがわかりました。
復旧には数か月かかる見込みで、市は、来週から、給食の代わりに弁当を配布して対応することにしています。

石巻市によりますと、ことし2月、住吉学校給食センターの水道水にさびが混入していることが確認され、市は、不織布やフィルターを使って混入を防ぐ対策をして給食を続けてきました。
検査でも水質に問題がなかったことから、市はことしの夏休みをめどに修繕する予定でしたが、今月7日、保健所から施設を抜本的に改善するよう指導を受けて、すぐに復旧にとりかかることを決めたということです。
このため、市内の小学校と中学校のあわせて6校で、新学期から給食が提供できなくなり、今月11日と12日はレトルト食品で対応し、13日からは弁当の持参を求めているということです。
市によりますと、復旧には2か月から3か月ほどかかる見込みで、市は、今月19日ごろから1学期が終わるまでは、給食のかわりに弁当を配布して対応することにしています。
石巻市教育委員会学校管理課は「給食を楽しみにしていた子どもたちや、負担が増えた保護者の方には大変申し訳ありません。1日も早く給食を再開できるようにします」とコメントしています。