春の山菜の1つ「山うど」の収穫作業始まる 蔵王町

シャキシャキとした食感とほろ苦い味わいが特徴の春の山菜の1つ「山うど」の収穫作業が蔵王町で始まっています。

蔵王町ではおよそ10軒の農家が山うどを栽培していて、毎年6トン以上を出荷する県内有数の産地です。
このうち、曲竹地区の農家関口英樹さんのハウスでも3月上旬から出荷が始まり、家族や近所の人に手伝ってもらいながら作業を行っています。
山うどは、敷き詰められたもみ殻の中で育っていて、およそ50センチ手で掘り返すと白い茎が現れます。
白い茎を専用の道具で1本1本切り取り、重さを量った上で太さごとに箱詰めしていました。
関口さんは「ことしは天候に恵まれ太くて品質の良い山うどができました。ナマで食べても焼いてもおいしく、ほのかな苦みを味わって春を感じてもらいたいです」と話していました。
蔵王町での「山うど」の出荷は5月上旬まで続き、県内のスーパーや直売所のほか、東京の飲食店などにも出荷されます。