仙台市いじめ防止対策 有識者会議の検証結果まとまる

昨年度、仙台市が実施したいじめ防止の対策について、有識者会議が検証結果をとりまとめ、12日、郡市長に提出しました。
ネット上のいじめについても、家庭と連携して、子どもたちのSOSに耳を傾ける必要があるなどと指摘しています。

この会議は、毎年度、市のいじめ防止対策の取り組みを検証していて、昨年度実施した対策の検証結果をとりまとめ、12日、会議の会長を務める仙台大学の氏家靖浩教授が郡市長に報告書を手渡しました。
今回は、これまでの対策が学校現場で機能しているかを確認するために、5人の委員が初めて市内の小中学校などで聞き取りを行いました。
報告書では、ネット上のいじめについても、子どもたちのSOSを逃さないために家庭と連携する必要性などを指摘しているほか、いじめの実態を把握するために、各学校で実施されているアンケート調査がいじめの発覚につながる一方で、教職員の負担になっているため、今後の調査のあり方を検討するよう求めています。
報告を受けて、郡市長は「全市、全庁的にいじめを防止するために取り組んできているが、すみやかに対応できるところはしていきたい」と述べました。
また、氏家教授は「学校への聞き取りでは、市の取り組みへの理解について温度差があるように感じた。いじめ防止対策に正解はないが、こどもの苦悩に寄り添うために、こどもの声に耳を傾けるきっかけにしてほしい」と話していました。