政府・与党内で秋葉復興相交代論 対応調整へ

政治資金をめぐる問題などが明らかになっている秋葉復興大臣について、政府・与党内では、来年1月の通常国会の召集前に交代させるべきだという声が強まっていて、今後、具体的な調整が進められる見通しです。

先の臨時国会では、旧統一教会との関係や政治とカネをめぐる問題などで、閣僚3人が相次いで辞任し、秋葉復興大臣も政治資金をめぐる問題などが相次いで明らかになりました。
野党側は秋葉大臣を更迭するよう求めていましたが、岸田総理大臣は、秋葉大臣本人が説明責任を尽くすべきだという考えを繰り返し示してきました。
しかし、自民党の衆議院議員だった薗浦健太郎氏が、22日、政治資金規正法違反の罪で略式起訴されたこともあり、政府・与党内では、来年1月に召集される通常国会でも引き続き「政治とカネ」の問題が議論になるといった見方が出ています。
そして、いまの体制のまま、通常国会に臨めば、来年度予算案の審議などに影響しかねないとして、1月の召集前に秋葉大臣を交代させるべきだという声が強まっていて、今後、具体的な調整が進められる見通しです。

秋葉復興大臣は、閣議のあとの記者会見で「私が決めることではないのでコメントできない。とにかく復興が実感できるように、しっかり施策を前に進めていくことに尽きる」と述べました。