瑞鳳殿の境内ですす払い 伊達武将隊も参加
仙台藩の初代藩主、伊達政宗をまつる瑞鳳殿の境内で、ことし1年にたまったほこりをはらう「すす払い」が行われました。
ことしのすす払いは、政宗をまつった瑞鳳殿で20年ぶりの修復工事を行っているため、境内にある政宗の息子で2代藩主の忠宗をまつる「感仙殿」で行われました。
武将姿で仙台市をPRしている「伊達武将隊」も参加し、漆塗りの装飾などの汚れをはたきで払っていました。
また、伊達家の18代当主、伊達泰宗さんは、忠宗の木像のほこりを筆で丁寧に払っていました。
伊達泰宗さんは「コロナ禍などで困難な生活をしている人もいると思いますが、『困難をはらいたい』という気持ちを込めて、すす払いをしました。来年は、世界が平和で大きな災害がないような、安心できる社会が訪れてほしいです」と話していました。
15日は、修復工事を経て来年4月に公開予定の瑞鳳殿の門に門松も飾りつけられ、伊達家の霊廟では新しい年を迎える準備が進められていました。