仙台市役所前で「ボッチャ」体験会
パラスポーツの「ボッチャ」を体験し、障害者への理解を深めてもらおうという催しが、仙台市役所前の道路で行われ、子どもたちなどが競技に挑戦しました。
催しが行われたのは仙台市役所南側の市道で、車を通行止めにして「ボッチャ」のコートが設けられました。
パラスポーツのボッチャは、コートの上に置いた白いボールをめがけて、2つのチームがそれぞれ赤と青のボールを投げ、どれだけ多くのボールを近づけられるか競います。
会場では訪れた子どもたちなどが目標めがけてボールを転がしていました。
参加した小学3年生は「学校の授業でパラスポーツを学んでから興味をもって何度か挑戦しています。ボールがうまく転がらず難しかったです」と話していました。
仙台市は庁舎の敷地と隣接する広場を一体で活用してにぎわいをつくり出す取り組みを進めていて、催しは、イベントを開いた場合の周辺での交通影響などを調べるとともに、障害者への理解も深めてもらおうと行われました。
実行委員会のメンバーで東北大学大学院法学研究科の御手洗潤教授は「障害のある人もない人もともにふれあって楽しむことで“心のバリアフリー”にもつながります。こうした機会を多く作っていきたいです」と話していました。