文化財の魅力を発信 県がネットに動画投稿

新型コロナウイルスの影響で、遺跡などの文化財について直接見たり触れたりする機会が限られる中、宮城県は、動画を配信できるサイト“YouTube”に文化財を紹介する動画を投稿する取り組みを始めました。

宮城県は、“YouTube”に「みやぎ文化財チャンネル」を開設し、遺跡の発掘現場や、古くから伝わる神楽などを紹介する、数分から50分ほどの動画を投稿しています。
このうち、栗原市にある縄文時代の遺跡を紹介する動画では、人が掘ったとみられる穴があり、ここに獲物を落として捕まえていた可能性があると説明しています。
また、石巻市に伝わる「雄勝法印神楽」の舞を紹介する動画では、さまざまな角度から撮影された厳かな舞の映像を見ることができます。
一部の動画は県文化財課の職員が自分たちで撮影と編集を行っているということです。
県文化財課は、「文化財の魅力をより身近に感じてもらえるよう動画の投稿を続けていきたい」と話していて、今後は歴史的な建物なども紹介することにしています。