登米 長沼で一部のハスの花見頃 7月の大雨で被害

7月の大雨でハスの花が水没する被害を受けた登米市の長沼で、一部の花が見頃を迎え、水辺を鮮やかに彩っています。

登米市の長沼は、毎年8月、沼一面にハスの花が咲くことで知られ、多くの観光客が訪れます。
しかし、ことし7月の記録的な大雨で沼の水位が上がったことから、およそ8割のハスが水没する被害を受けました。
それでも8月上旬、一部の花が咲き始め、例年の2割から3割ほどではあるものの、見頃を迎えています。
8月31日は、時折、雨の降るあいにくの天気でしたが、かれんなピンク色の花が水辺の風景に鮮やかな彩りを添えていました。
沼を管理する送る長沼漁業協同組合の阿部正一組合長は、「なんとか咲いてくれて、ほっとしている。皆さんに幸せを送るために咲いた花だと思うので、残り少ない期間だが、ぜひ足を運んで見に来てほしい」と話していました。
ハスの花の見頃は9月上旬まで続く見込みで、漁協では、事前に団体客からの連絡があれば、有料で遊覧船を運航するということです。