家族とガラス越し面会も 新型コロナで高齢者施設

新型コロナウイルスの感染が広がるなか、利府町にある高齢者施設では、入所者の安全を考えながら、家族との面会を施設のガラス越しで行う取り組みを続けています。

利府町の介護老人保健施設では、入所者と家族との面会は一時、中止を余儀なくされ、その後、去年夏ごろからリモートなどで行い、ことし春ごろからは事前に予約した人に限って、施設のガラス越しで行う取り組みを毎月続けています。
施設によりますと、今月は、お盆の時期に多くの面会希望がありましたが、感染者数が急増していたため、受け付けを見合わせ、時期を遅らせて今月27日から行っています。
29日は入所者の家族たちが相次いで面会に訪れ、「元気だった?」などと声をかけたり、ガラス越しで一緒に写真を撮ったりして、再会を喜んでいました。
また、入所者の女性は、携帯電話でひ孫の写真を見せてもらい、「こんなに大きくなったの」と喜んでいました。
入所している81歳の妻と面会した81歳の男性は、「ガラス越しでも笑ったり話したりしてくれ、うれしかったです。直接会って、一緒に散歩できる日が早く来てほしいです」と話していました。
県内の高齢者施設の中には、いまも家族との面会ができない施設もありますが、この施設では、毎月、すべての職員と利用者を対象に抗原検査を行うなどの対策を徹底したうえで、制限を続けながらも面会の機会を作っていきたいとしています。
施設を運営する医療法人社団 喜英会の高橋恒夫会長は「家族と会いたいというのは人間の純粋な気持ちなので、何とか工夫して、会える環境をつくらなければならないと感じています。交流のあり方を今後も検討していきたい」と話していました。