食品に含まれるビタミンK 細胞が死ぬ現象を強力に防ぐ働き

アルツハイマー病や肝臓病などとの関連が指摘されている、細胞が死ぬ現象を、食品に含まれる「ビタミンK」が強力に防ぐ働きを持つことを、東北大学の研究グループが突き止めました。
新たな治療法につながる可能性があるとしています。

東北大学大学院の三島英換非常勤講師などのグループは、アルツハイマー病や肝臓病、腎臓病など、さまざまな病気との関連が指摘されている細胞が死ぬ現象「フェロトーシス」について、これを抑制する働きを持つ物質を調べました。
その結果、肉や卵、緑黄色野菜などに含まれる「ビタミンK」が強力に防ぐ作用を持つことを突き止めました。
特定の酵素によってビタミンKが性質を変え、細胞膜を作る脂質の酸化を抑えることで細胞が死ぬのを防ぐという仕組みも解明し、肝臓や腎臓に障害を起こすマウスに投与したところ、症状の悪化が抑えられたということです。
三島非常勤講師は「食品に含まれるよりもはるかに多い量での研究のため、食事で病気を防げるとは言えないが、今後、幅広い病気の治療法の開発につながる可能性がある」と指摘しています。