仙台せりブランド化 協議会設立

「仙台せり」の消費拡大や生産者の確保に向けてブランド化を目指そうと、せりの産地・名取市が協議会を設立し、9日、総会が開かれました。

名取市は、およそ400年前の江戸時代初期から、せりを生産する県内でも主要な産地です。
ここ数年は「せり鍋」の人気で注目が集まっていますが、生産者の高齢化などで県内のせりの収穫量は減少傾向にあり、平成28年には396トンと平成20年と比べて3分の2まで落ち込んでいます。
このため、「仙台せり」の消費拡大や生産者の確保に向けてブランド化を目指そうと、名取市が協議会を設立し、9日、せり農家など80人余りが出席して総会が開かれました。
この中で、名取市の山田司郎市長が「仙台せりは400年の歴史を誇るブランドで、市民の誇りです。地域を越えて手を携えて、未来に残してほしい」とあいさつしました。
このあと、地域の特産品を国がブランドとして保護する「地理的表示保護制度」への「仙台せり」の登録を、ことし中に目指すことを確認しました。
せりのブランド化をめぐっては、石巻市の河北地域で生産されている「河北せり」が去年10月、「地理的表示保護制度」の申請を行っています。
協議会の会長に就任した上余田芹出荷組合組合長の今野幹男さんは「仙台せりのブランド価値を高め、消費量の拡大や後継者不足の解消につなげていきたい」と話していました。