避難経路伝える立体地図を公開

東日本大震災の被害を伝えるため、石巻市に設けられた施設で、震災直後に人々がどのように避難したかがわかる立体の地図が11日から公開されました。

11日から立体地図の公開が始まったのは、東日本大震災の被害を伝えるため、NPOが石巻市に設けた施設、「南浜つなぐ館」です。
このNPOでは、震災直後に避難して助かったおよそ50人に聞き取り調査を行い、どのように避難したかを表す映像を制作しました。
その映像を、縦横2メートルの石巻市沿岸部の立体地図に映し出し、人々がどのように逃げたかをわかるように展示しています。
避難する人は丸い印で表示され、なかには忘れ物を取りに、海に近い自宅に戻る人もいます。
命の危険を感じると丸い印は赤くなるなど、避難した時の気持ちも視覚的にわかるようになっています。
聞き取ったおよそ50人の中で、地震のあと10分以内に高台に避難した人はひとりもいなかったということで、このNPOでは、大きな地震が起きた際はすぐに高台に避難するよう呼びかけています。
「3.11みらいサポート」の浅利満理子さんは、「震災当時、町の人がどのように行動をしたのかを知り、自分の住んでいる地域に置き換えて考えてもらえればいいと思う」と話していました。